「偽食欲」という言葉をご存知でしょうか?
ダイエットのために食事制限をする方がとても多いのですが
食欲を上手にコントロールするためには、まずは、偽食欲とは何かを知っておく必要があるでしょう。
そこで今回は、食欲と偽食欲についてご紹介させていただきます。
食欲と偽食欲とは
まずは「食欲」の方からご説明していきますね。
朝から昼、昼から夜など、一定の時間食事を摂らずにいて、肝臓内のグリコーゲンという物質の量が少なくなると、血糖値が下がり、そのために人は空腹を感じます。これが通常の食欲です。
一方、「偽食欲」とは、美味しそうなものを見たときや、さっきご飯を食べたばかりなのに、目の前にお菓子があるとついつい食べたくなってしまう。
つまり、脳が「おいしそう!食べたい!」と判断したときに、摂食中枢を刺激して食欲がわいてくるのが偽食欲です。
人間が持っている本能のうちの欲求のひとつが、食欲です。
先ほどもお伝えした通り、食欲を抑制したいと思うのでしたら、まずは偽食欲とは何かを知ることがポイントです。
人は、生きていくため、本能的に食欲を感じるようにできていますが、偽食欲は生きていくための本能ではないので、まったく従う必要は無いものです。
ですから、カロリー制限をする必要があると感じている人は、偽食欲を抑制することが求められます。
偽食欲は、本当の空腹でない時にも感じる食欲で、「ニセ食欲」とも呼ばれています。
偽食欲が出てきた場合には、体を動かす・歯磨きをする・別の好きなことをして気を紛らわすなどをして、自分の意識を別の方向へ持って行くようにしたり、どうしても我慢できない場合には、ノンカロリーのあめ玉をひとつだけ食べるなどをして、工夫しましょう。
お腹が空いて我慢できない!こんなに我慢しては、体に悪いのではないかな?と心配になる場合でも、それが偽食欲であれば、強制的に抑制しても体に悪影響がないということを覚えておけば、強い意志を持ってダイエットに励むことが出来るのではないでしょうか。